アドバンスドインフォサービス

基礎情報

アドバンスドインフォサービス(SET: ADVANC)は1986年創業のタイの移動通信事業会社。タイの携帯電話通信最大手です。

銘柄分析

業績の推移

業績の推移は成熟企業そのものです。売上、営業利益、純利益ともにほぼ横ばいです。営業利益率は新興国らしく30%前後の高い水準にありましたが、直近の数年間は25%前後へ低下しています。これは携帯通信の帯域入札やシェア争いで競合他社と激しい競争が生まれているためです。

BPSとEPSの推移

1株あたり純資産(BPS)と1株あたり利益(EPS)は停滞気味に推移しています。

配当と配当性向の推移

利益のほとんどを株主還元する方針が鮮明に表れています。業績の低迷と連動して減配基調となっています。

自社株買いと総還元性向の推移

総還元性向は配当性向に自社株買いに要した支出分を加算したものです。アドバンスドインフォサービスの株主還元政策は配当金のみです。

キャッシュフローの推移

業績の推移と同様に、営業CFも安定した水準を維持しています。ここ数年、営業CFに対する投資CFの割合が急速に拡大しています。これは上述の通り、携帯通信の帯域入札で競合他社と激しい競争が生まれ、設備投資が嵩んでいるためです。営業CFMは引き続き高い水準にありますが、安定した配当はまだ期待できそうにありません。

収益性と財務健全性の推移

株主資本利益率(ROE)は60%を超える水準にあります。自己資本比率は60%から20%まで急速に悪化しています。過当競争による設備投資が落ち着かない限り財務体質の改善には繋がらないと思われます。

株価と投資指標の推移

長期的に見れば株価は右肩上がりで留まるところを知りません。一方、短期的に見ればEPSの伸びが低迷していることから、株価収益率(PER)が乱高下しています。また、業績と連動して減配が続いていることから、配当利回りも下落傾向にあります。

投資方針

長期的には料金の値上げ余地は極めて大きく、タイの経済成長とともに業績が伸びていくことが想定されます。しかし、短期的には価格競争や投資フェーズにあることなどから安定した株価の成長は見込めません。ポートフォリオのバランスを見ながら下落局面でコツコツと買い増しを検討するのが良さそうです。

投資判断

日付格付コメント
2018年5月14日中立(HOLD)価格競争のトンネルを抜けるのを待ちたい

投資実績

過去の投資実績や配当履歴を掲載しています。取引ごとの投資判断については個別記事でご紹介しています。

配当履歴

日付配当金YOC株数投資額
2018年5月14日2,5691.33%300192,611
2018年9月11日2,6911.40%300192,611

取引履歴

日付取引取得単価株数投資額
2017年11月16日買付642.04300192,611
合計-642.04300192,611

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