中国水務


基礎情報

中国水務(HKG: 0855)は1999年創業の上下水道会社。中国国内の地方都市で上下水道施設の運営・管理・インフラ整備を行っています。オリックスが2011年に出資しているほか、アジア開発銀行(ADB)などの融資も得ています。

銘柄分析

中国政府は環境対策を強化しており、汚水処理事業も展開する当社が担う役割は大きいはずです。当社は企業買収によって事業拡大を図っており、売上を成長させる段階にあると言えるでしょう。業績も投資額も右肩上がりです。また、大株主の当社会長は水利政策を管轄する水利部の元幹部です。国策と事業の関連性を担保するには十分な人脈を持っていることでしょう。

業績の推移

業績の推移は成長企業そのものです。売上、営業利益、純利益ともに右肩上がりです。営業利益率は30%から40%の高いレンジで比較的安定しています。

BPSとEPSの推移

1株あたり純資産(BPS)と1株あたり利益(EPS)はともに右肩上がりです。成長性について大きな潜在能力を感じさせます。

配当と配当性向の推移

低い水準で安定配当を続けてきましたが、ここ数年間は15%から30%の増配を実施しています。配当性向は無理のない水準で推移していることから、業績が上向いたことが増配の要因です。

自社株買いと総還元性向の推移

総還元性向は配当性向に自社株買いに要した支出分を加算したものです。利益の約30%を株主へ還元しています。自社株買いと配当金の支払いをバランスよく実施することを心掛けているように見えます。

キャッシュフローの推移

中国企業にありがちな不透明な会計が見え隠れします。業績はきれいな右肩上がりを描いている一方、営業CFは必ずしも成長を続けていません。ここ数年間は稼いだ以上のCFを投資へあてていることがわかります。

収益性と財務健全性の推移

株主資本利益率(ROE)は10%前後で推移しています。一方、自己資本比率も20%前後まで急速に悪化しており、レバレッジを掛けた攻めの経営戦略を採っています。営業CFで補うことができない投資CFの元本を借り入れによって補っていることがわかります。

株価と投資指標の推移

中国の中小型銘柄ということでボラティリティが高いです。ただ、長期的に見れば株価は右肩上がりを維持していると言えます。これまで株価収益率(PER)は14%前後で安定しています。2017年下半期に株価が急騰していますが、直近の値動きと業績がPERに反映されていないことに注意が必要です。また、配当利回りは2%前後で推移しています。

投資方針

中国の小型株特有の見えないリスクがあるため、買い増しの予定はありません。業績は順調かつ国策銘柄であるため、少額投資で長期保有するのが良いと考えています。あくまでもポートフォリオの「スパイス」といったところでしょうか。

投資実績

過去の投資実績や配当履歴を掲載しています。取引ごとの投資判断については個別記事でご紹介しています。

配当履歴

日付配当金YOC株数投資額
2013年10月7日6561.16%2,00056,625
2014年1月14日4170.74%2,00056,625
2014年10月21日6391.13%2,00056,625
2015年2月9日7031.24%2,00056,625
2015年10月20日9601.70%2,00056,625
2016年2月8日7281.29%2,00056,625
2016年10月24日1,0391.83%2,00056,625
2017年2月2日9021.59%2,00056,625
2017年10月2日3,5676.30%2,00056,625
2018年2月13日1,7393.07%2,00056,625
2018年10月18日3,3155.85%2,00056,625

取引履歴

日付取引取得単価数量投資額
2013年4月30日買付28.312,00056,625
合計-28.312,00056,625

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