バンコクエクスプレスウェイ&メトロ

基礎情報

バンコクエクスプレスウェイ&メトロ(SET: BEM)は2015年の合併によって誕生したタイの運輸業者。バンコクで高速道路・メトロの建設・運営を行っています。

銘柄分析

2015年末にバンコク高速道路(BECL)とバンコクメトロ(BMCL)の合併によって誕生したのがBEMです。好業績・高配当だったBECLを保有していましたが、赤字業績が続くBMCLを吸収したことによって低配当銘柄となっています。赤字企業との合併が業績・財務データにも表れています。BEMの実力を判断するためには2016年以降のデータを参照する必要があります。また、メトロ事業の赤字の原因は、借り入れによる投資を行っている一方、料金収入が低調だったためです。バンコク市民に公共交通機関の利用が根付き、タイ経済の成長とともに運賃の上昇が見込まれることから、当社の業績は右肩上がりとなると見込んでいます。

業績の推移

2015年末の合併の影響が表れています。過去の業績と合併後の業績は比較で来ませんが、合併後は間違いなく成長基調にあります。売上、営業利益、純利益ともに右肩上がりです。営業利益率は30%前後で比較的安定しています。

BPSとEPSの推移

合併後間もないため、1株あたり純資産(BPS)と1株あたり利益(EPS)は傾向の読みにくい推移です。

配当と配当性向の推移

配当の推移も同様に、まだ傾向を語る段階にありません。

自社株買いと総還元性向の推移

総還元性向は配当性向に自社株買いに要した支出分を加算したものです。バンコクエクスプレスウェイ&メトロの株主還元政策は配当金のみです。

キャッシュフローの推移

業績の推移と同様に、営業CFも成長曲線を描き始めています。営業CFよりも多くの投資CFを計上しています。営業CFMは右肩上がりです。株主還元よりも、投資を加速させていることが鮮明に表れています。

収益性と財務健全性の推移

株主資本利益率(ROE)は10%前後で安定しています。営業活動を通じた稼ぎ以上に投資を行っているため、自己資本比率は下降傾向にあります。

株価と投資指標の推移

長期的に見れば株価は右肩上がりで留まるところを知りません。利益を投資へ回しているため、株価収益率(PER)は30%まで上昇しています。成長企業であるため、株価の適正水準を語ることが難しい銘柄です。

投資方針

業績の悪かったバンコクメトロを2015年に吸収合併したことから、業績・財務諸表が悪く見えます。しかし、キャッシュフローは堅調に右肩上がりのトレンドを描いており、将来を期待させます。また、バンコク市内の交通渋滞の緩和は今後数十年をかけて対応していかなければならない問題であり、公共交通機関の利用がますます増えていくと考えられます。キャッシュフローからもわかる通り、当社は鉄道を沿線するために投資を続けているフェーズにあります。これらの状況を踏まえれば、数十年の長期スパンで期待のできる政策銘柄の一つと言えます。焦らず、下落局面でコツコツ積み上げることにします。

投資判断

日付格付コメント
2018年5月13日中立(HOLD)数十年にわたる成長への投資フェーズ、短期的には利益は投資に回される見込み

投資実績

過去の投資実績や配当履歴を掲載しています。取引ごとの投資判断については個別記事でご紹介しています。

配当履歴

日付配当金YOC株数投資額
2014年10月1日1,3191.62%6,05881,197
2015年4月27日3,0623.77%6,05881,197
2015年9月18日1,3141.62%6,05881,197
2016年5月24日9051.11%6,05881,197
2016年10月7日6160.76%6,05881,197
2017年5月17日8341.03%6,05881,197
2017年10月3日8591.06%6,05881,197
2018年5月25日1,6941.23%8,058137,477
2018年9月28日1,1790.86%8,058137,477

取引履歴

日付取引取得単価株数投資額
2014年6月12日買付13.406,05881,197
2017年11月24日買付28.142,00056,280
合計-17.068,058137,477

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